ご意見、ご感想はツイッターDM(@kurodoraneko15) メール(kuronekodoraneko15アットyahoo.co.jp)までお寄せください

2018年10月22日月曜日

【壱岐観光大使happyについての年表】



どうも黒猫ドラネコです。

今回もスピリチュアルイベント「縄文祭」が長崎県壱岐島で開催されたことの関連情報です。その内容や噂が次々と拡散され、壱岐市がその主催者である「スピリチュアル・ブロガー」happyを観光大使に任命していたことが明るみに出て、いよいよ波紋が大きく広がってきましたね。


 未読のかたは前回までのブログ記事もぜひご参照ください

 → 【スピリチュアルイベントを迎える壱岐島の皆様へ】

 → 【壱岐市議会のスピリチュアル祭に対する公開質問】


島民や出身者の皆様がたくさん情報をくださり、現地からの報告や取材協力もいただきました。本当にありがとうございます。引き続きどうぞ宜しくお願いします。

間もなく子宮委員長が移住します。子宮系女子たちの生みの親であり、そのハートを鷲掴みにしてお財布を開かせ続けてきた教祖がついに登板、アレな人々が壱岐島に乗り込みまくっているこの一大事。島民の困惑もさることながら、ネット上でも「なぜ壱岐が…」という声が多く出ています。

さて、今回はその考察の手助けになるのではと思い、この界隈のウォッチャー(大ファンと言ってください)としての使命感にかられ、以下のような年表を作ってみました。

これらの情報は全て本人やイベント参加者のブログが公表した出来事を忠実に集めたもので、念のため全てアーカイブやスクショなどで保存しております。
だから「こんなことしていません。関係していません」は通りません。「これは実は全くの嘘でしたので撤回します」とするならそれはそれでアリです。もう嘘は書かないでね♡ってなるけど。

(壱岐と直接関係ないような情報も入っていますが、私の大好きな方々と仲良しということも一応分かりやすく示しておきたかったのでご勘弁ください)


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■ブロガーhappyと壱岐についての年表

▽2016年
8月 ・壱岐島を初訪問、平山旅館宿泊
9月 ・壱岐月読神社に2度目の参拝、100万円奉納
10月 ・天宮玲桜(自称・卑弥呼の生まれ変わり)と壱岐訪問
    研修センターの不動産を購入手続き
11月 ・脚本家の旺季志ずかと初会食

▽2017年
1月 ・お台場で第1回シンデレラ・プロジェクト開催
    芸人西●亮廣、子宮委員長はる、天宮らが出演
   ・西野●と絵本作家のぶみのネット番組に出演
4月 ・天宮とドバイ旅行(後に決別かと噂に)
6月 ・旺季に依頼し画家の草場一壽氏と交流
    月読神社に草場氏所持の鏡を奉納
9月 ・旺季と平山旅館女将らと壱岐の海に潜り「禊」
   ・龍蛇族テポロハウ長老と対面し、
    「ムーンドラゴンついてる」と太鼓判押される
   ・雑誌「ゆほびかGOLD」に芸人西野なんとかとの対談記事掲載
12月 ・草場氏の銀座サロンオープンに旺季と出席
    安倍昭恵氏らと対面、交流
   ・壱岐市郷ノ浦町にゲストハウス「tsukinoutsuwa」完成、
    白川博一市長による挨拶などのセレモニー開催
   ・ゲストハウスで子宮委員長が八木龍平と挙式、
    子宮委員長元夫の岡田哲也が3歳長男らと参加

▽2018年
1月 ・子宮委員長との壱岐宿泊をライブ配信   
2月 ・壱岐島神社バスツアーを開催
   ・安倍昭恵氏が平山旅館に宿泊し、
    文化ホールで旺季とhappyのミュージカルを観劇
    安倍晋三首相から直々に平山旅館にお礼の電話
3月 ・壱岐市長がhappyを観光大使に任命
4月 ・グランドプリンス新高輪で第2回シンデレラ・プロジェクト開催
    子宮委員長の引退セレモニーを実施
    タレント(当時)小林麻耶、芸人なだぎ武、ダイノジ、旺季ら出演
10月 ・壱岐筒城浜で旺季、元フジTV木村氏らと縄文祭開催
    芸人ダイノジ出演、女優竹原芳子らが参加
    BSスカパーの深夜番組クルーが取材
   ・子宮委員長が壱岐島移住(予定)


(一部、イベントの年度誤認のご指摘があり、修正しました)
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年表から何か見えてきましたか??
happyさんってすっごい行動力ですよね^^
さーすが観光大使!!


あーあ、、、もう。



年表でもし間違いを見つけたり、追記したい情報などがありましたら、
お手数ですが、できれば事実であることを示すものを添付したうえで
ツイッター @kurodoraneko15 のDM(開放しています)または
kuronekodoraneko15アットgmail.com のメールアドレスまでお寄せください。




2018年10月19日金曜日

【壱岐市議会のスピリチュアル祭に対する公開質問】



どうも、黒猫です。

前回のブログ記事の通り、10月13日土曜日に長崎県壱岐市(壱岐島)でスピリチュアル・イベント「縄文祭」が決行されました。表向き、大きな問題は確認できていません。個人的には虫唾が走っただけなのでイベントの内容は略します。
感涙するか、憤慨するかは個人のとらえ方です。

現地でこのイベントを目の当たりにされた島民の皆様。その憤りの声をツイッター上でもかなり数を確認することができました。高校生など若い人が多かったように思います。やっぱり「目に見えて様子がおかしい」と感じたであろう率直な意見ばかりでした。

私のブログなどの事前の知らせが届いたかどうかは分かりませんが、島民の皆様が楽観視せずにイベントを厳しい目で見てくださったことは、島の未来にとっても、怪しいスピリチュアルを伴う自己啓発セミナーなどに問題意識を持たずにハマる人を減らすことにとっても、よかったのではないかと勝手に思っています。

現地で荒れた芝生やゴミや深夜早朝の騒音などに悩み、実害などがあった人がいたら本当に気の毒なことでしたが、、、

引き続き島民からのいわゆる「タレコミ」を何件かいただき、取材協力もしていただきました。取材者の男性によると、筒城浜キャンプ場の荒れた芝生については、市役所でも現地確認をしていたとのこと。これから主催者に現地に再訪して確認してもらい、長崎県と市と主催者を交えて今後の対応を協議するとのことでした。


さて、今回はその取材者のかたから、壱岐市議会の公開質問の音声ファイルをいただきました。この縄文祭なるイベントがおこなわれる1か月前の9月13日、市議会の公開質問でも、このイベントと観光大使の関係が取り上げられていました。

苦労して文字に起こしましたので、長くなりましたが、ご参照ください。はなし言葉のため、「えー」や「そのー」などの粗を削ったり、分かりやすく補足したりした部分も、聞き取れなかった部分もありますが、心屋氏の炎上の時のように「黒猫ドラネコは叩きやすい部分や問題になる部分を切り取っている」と言われるのがとても気持ちいい嫌なので、なるべく当該部分を発せられたまま掲載します。

こちらは「公開質問」であり、島内ではケーブルテレビとFMラジオで放送されて広く公表されているものであることや、念のため、「音声を聞き取れない人のための処置」であることも強調しておきます。

同市議会のページではタイムラグがあって(議会の2か月後に?)同じように文字で公開されるようです。音声ファイルもそちらにありましたのでよかったらご確認ください。

山内豊さんという、40代前半の若手議員の質問です。実際に話し方を聞いた限りの私の印象では、壱岐市側のことも尊重しながら、慎重に言葉を選びながらでしたが、島のために問題提起をしたいという思いはすごく伝わってきました。
失礼ながら決して大きいといえない地方自治体に、こんなふうに熱のある若いリーダーがいることを羨ましく思いました。もっともっと突っ込んで欲しいというのは酷でしょう。だんまりを決め込んでいる人も中にはいるかもしれませんから。



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■9月13日 壱岐市議会定例会一般質問


▽市議会・山内豊議員
 まず初めに、壱岐市観光大使について質問をさせていただきたいと思います。(前段略)現在、壱岐市の観光大使は「happy」さんというかたが本年3月に市長から委嘱され任命されております。どういう御方かというのは深く存じ上げておりません。これも含めて説明していただけたらと思っておりますが、これからの壱岐市の幅広い発信に期待をしているところです。
 壱岐市観光大使設置要綱によると、『4条、大使は各々の地域及び職域において壱岐市の観光宣伝に努めるとともに、壱岐市の観光振興や街づくりにおいて提言をおこなうものとする。5条、市長は大使の任務遂行のため、市政、観光、文化及びその他必要な情報を随時提供するものとする』と、明記されております。観光大使設置要綱も含めながら、質問させていただきます。
 まず一つ目、これまで他に大使を任命された方はおられるんでしょうか。また大使として手を挙げられた著名人の方はおられたのか、これは市側からお願いした人も含めて聞きたいと思います。
 2点目ですね、大使が本市にもたらすであろう効果、例えば提供とか、イベントの告知などは市民の方に届いておりますか、周知をおこなわれておりますか。
 三つ目ですね、現大使(happy)が大使としてもたらしてくれた効果はありますでしょうか。
 最後の4つ目です。要綱2条、市長が必要と認めたものはどの範囲であるのか? 以上4点をまずはお聞きしたいと思います。

▽壱岐市役所・本田企画振興部長
 まず一つ目の観光大使に任命されたかた、また大使として手を挙げられた著名人ということでございます。観光大使の制度につきましては、平成18年度に要綱を整備し施行しており、これまで10名のかたを任命しております。テレビ等で出演、皆様がご存じのかたとしては俳優の苅谷俊介様、政治学者の福岡政行様がいらっしゃいます。
 次に2点目の大使が本市にもたらすであろう効果は市民に届いていますか、周知をおこなっていますかという質問でございます。観光大使と任命する経緯は諸々でございますが、観光大使の皆様に共通する点といたしましては、本市を好きになっていただいた結果であること。また要綱第4条にある『各々の地域及び職域において壱岐市の観光宣伝に努めるとともに、壱岐市の観光振興や街づくりに提言をおこなうものとする』ことをご理解いただいているものと考えており、PRに活用していただくために観光パンフレット等をお渡ししております。
 観光大使がもたらす効果の一例といたしまして、勝本町出身で日比谷松本楼代表取締役であります小坂文乃様には「梅谷庄吉・妻トク」を通じて壱岐のPR、また平成25年に市民向けの観光に関する講演会の開催などにご尽力をいただいております。また平成27年9月に外務省より本市副市長として出向、特にインバウンドにご尽力いただいた笹原直記様には、SNS発信によるPRをおこなっていただいております。
 しかしながら壱岐市が主催するイベント等での協力依頼やご案内までは至っておらず、あくまでも観光大使皆様の自発的な活動にお任せしている状況でございます。今後観光大使の皆様に、市主催のイベント等につきまして、イベント内容による判断でございますが、周知をしていきたいと考えております。
 また、市民への周知につきましては、任命時に市報によりお知らせをしております。市民の方にしっかりと認知していただくまでには至っていないと思いますが、今後、市ホームページなどで活動内容等をお知らせしたいと考えております。

 次に3点目のhappyさんが大使としてもたらしてくれた効果というご質問でございます。happyさんにつきましては、委嘱した氏名といたしましては、「マエダサチ」様としておりますので、以下マエダサチ様とお呼びしたいと思います。
 マエダサチ様はブログのフォロワー数が7万人を超え、特に若い世代の女性の支持を得ており、高い影響力があること、本年2月10日には古事記ミュージカル「天の河伝説」を壱岐島ホールで開催され約1000人の集客があり、大半が島外からの観覧者であり、高い誘客実績があること。また他の観光大使と同じく本市に対する思いが深いことなどの理由から本年3月1日に、観光大使を委嘱任命しております。
 マエダ様につきましては、任命からわずか半年しか経過しておりませんが、来月には大規模なイベントを実施されると伺っており、今後、本市への誘客による地域振興に大いに期待しているところでございます。

 次に4点目の「要綱第2条、市長が必要と認めた者」とはどの範囲かというご質問でございます。要綱第2条の全文は『大使は壱岐市に愛着を持ち、かつ観光行政推進に積極的な壱岐市出身者、壱岐市に縁のある者、及び市長が必要と認めた者の中から選出し、市長が委嘱すること』としております。ご質問の「市長が必要と認めた者」につきましては明確な基準は設けておりませんが、壱岐市に愛着を持ちかつ観光行政推進に積極的で、知名度向上や誘客などの効果が期待できるかたであると。そのような方を任命することとしております。
 今後も壱岐市によくおいでいただいている著名な方々を観光大使として委嘱していき、積極的に壱岐市をPRしていただきたいと考えております。

 ▽山内議員
 (前段略)答弁の中に出てきたのですが、私もちょっと気になったところがございまして、来月に相当なビッグイベントをこちらの方でやるということで、実際その現大使のマエダさんというかたのブログを拝見させていただきましたが、とてつもない規模でおこなわれるというように聞いております。その中で、実際に実行委員会組織も動いておりまして、何回か会合もあっていると思うのですけど、いま9月13日で、これがおこなわれるのが来月10月13日だということを聞いていますが、この規模と、これが確実に実行されるのかということを一回お伺いしたいのですが。

▽市・本田部長
 来月のイベントにつきましてはまだプレスリリース等はおこなわれていない状況で、(主催者の)ホームページとかには若干、案内などが載っておりますが、規模としては2000人規模ということで伺っております。来月の13日に確実におこなわれるものではないかと思っております。

▽山内議員
 やっぱり我々壱岐市民としては気持ちよく受け入れてあげたいという気持ちがあると思うんですね。あの、やはり観光大使という肩書きが十分にあるかたなので、それなりに我々ももちろん知っておかなければいけないし、突然来られてもどう対応していいか分からない、突然(大勢の)人が来たねえ、というのは個人的にはすごく嬉しいのですけど、受け入れ体制としては、いったい市側はどういう対応をとられるのかなという気持ちがあります。
 観光大使だから、そういうふうに体制を整えなければいけないし、もちろん前にB’zとかTUBEとか来られた時にも、それなりの実行委員会の有志の組織が立ち上げられてやられていました。同様に、もう1ヶ月前ですので、もうプレスリリースの段じゃなくて、情報というのはけっこう早くまわって来るものなんです。それをどうこれから考えていらっしゃるのか。再質問ですが、お願いします。

▽市・本田部長
 このイベントにつきましては、マエダ様の会社の方で主体的にやってある事業でございます。まだ色々な許可の面がありまして、正式には公表ができないということでございますので、今のところ情報の発信等はできないものではなかろうかと考えております。

▽山内議員
 あの、引っかかるのが、「壱岐市観光大使」なんですよね? それで、やっぱり観光大使が関わっている内容なのに、情報が流せないというのはちょっと不条理じゃないかという気がしないでもないんですよね。
 実際、私も色々と現大使のかたを色んな面からお聞きしたり、自分で調べたりとかして、とにかく「すごいかた」なんですね。フォロワーとか、ブログのフォロワーしか見ていないんですけど、すごいなんかこう、引っ張られるような感覚は受けます。で、そういうかたを壱岐市は現に観光大使として任命しているわけですから、やっぱり受け入れ体制も万全にしておかないと。これからの来られる側のかたがどういう気持ちで入ってきて、どういう気持ちで帰っていかれるのか。私はすごくそこを懸念します。
 「来月のことですから、会社がどうのこうのですから」と言われても、やはり我々は交流人口拡大と謳っていますし、リピーターを増やさないと、この島は衰退していくというふうにも(市側が?)おっしゃっていますから、その面で告知不十分じゃないかと思いますが、部長いかがでしょうか。

▽市・本田部長
 happyさんにつきましては、観光大使ということで任命をしておりますが、当イベントにつきましては有料ということもございます。そのへんも含めて、市としては後援をしていくことだけと考えておりますので、イベントの周知等につきましては会社の方でおこなわれると考えております。

▽山内議員
 はい、じゃあ市側の対応はそういうことで理解します。が、しかしですね、今回、観光大使という段に執着させていただきますが、現在9月ですが、3月に大使を任命されたということですが、他の佐世保市とかは城島(健司=元プロ野球選手)さんが観光大使になられておりますが、やっぱりホームページのトップのバナーに挙がったりしております。観光大使ですから。他の市町村もそういうホームページの対応をとられておりますが、壱岐の場合、どこを探してもhappyさんが観光大使だという内容が出て来ないんですよね。それは何かワケがあるのか、それがあるなら観光大使の位置付けというのは、けっこう宙ぶらりんな感じになるのではないかと思うんですよね。
 私はhappyさんがダメとは言っていないです。観光大使という枠組みがある。で、さっきお伺いしましたけど10名おられて任命されているというのもありますし、じゃあもっと表に出すべきではないのかなと。私ははっきりと思いますが、いかがでしょうか。

▽市・本田部長
 はい。議員がおっしゃるように、観光大使につきましては市のホームページで掲載をしておりません。今後は観光大使につきましてもホームページ上で掲載をいたしまして、市の観光PRにご協力をいただきたいと思っております。

▽山内議員
 是非そうしていただきたいと思っております。(イベントに)壱岐市がどれだけ関わっているかというのをどんどん聞きたいところもあるのですが、有料ということで、それなりの後援しかできないということ。それは分かりますもちろん。あの、その有料という額も、とんでもない額でもありますし、中には無料という枠組みもございます。そのへんで、観光大使として、認めるべきだなとは思うんですよね。
 ただ、やはり受け入れる側のことも考えていただきたい。そして来られるお客さんのことも考えて。これは現大使の会社でもいいですし、現大使と私は面識がありませんが、面識があるかたでもいいですし、担当課でもいいですし、やはりこういうこと(イベント)をするのであれば、もうちょっと早めに情報をくれないか、そういう大使と行政の信頼関係も、そこに生まれてくるんではなかろうかと思いますので、これからそういうふうな動きができるのか、それとも「もう会社に運営を任せていますからできませんよ」って言われるのかどうか、またお伺いしたいと思いますがいかがでしょうか。

▽市・本田部長
 今回のイベントにつきましては、決まってから日程も短かったこともありまして、まだ周知ができていないということでございます。色々、施設の使用とかにつきましては市の方としても協力をしておりますので、そのへんを含めまして協力し、このイベントが成功をするように協力をしているところでございます。

▽山内議員
 ずばり私は信頼関係だと思っております。人対人です。行政といえども、任命したかたは市長ですし、我々もそれを受け入れなければいけない。人対人の信頼関係は必ず築くべきものだと思っていますので。
 これから、どんどんすごい効果をもたらしてくれると思います。(島に)神社が1000ある。そういうことも絡めながらたぶん、幅広く現大使の方は宣伝をしてくれていると思いますので、それを含めながら私はもっともっと…。これはhappyさんのためだとも思うんですよね。「壱岐市の観光大使になりました!」って自分のブログで発表するだけじゃなくて、やはり壱岐市がそれをバックアップしてあげないと、我々はなんも知らんよ、じゃあ済まされないと思います。
 市民のかたも結構いまモヤモヤされているかたが多いんですよね。「突然、観光大使任命がありましたHappyさんですって…、誰ですかそれ」っていうのをよく聞きます。そのへんの周知も、「こういうかたが(大使に)なられましたよ。(任命の)経緯はこうですよ」というのもやっていかないと、イベントとの整合性がなかったりするので、そのへんはこれから気を付けてほしいと思いますが、任命された市長、何かご意見があれば宜しくお願いします。

▽壱岐市・白川博一市長
 今回のイベントにつきましては、部長が申した通りでございます。有料だということで、2000人分の枠を野外ですけど確保しているんですね。それ以外は無料だということで、実際現場を見たときに、無料で見れるスペースが限られるということでございます。そういったことで、市民の皆さんに「無料ですからどうぞ」ということを発信すること、「こういったイベントがありますよ」というと、2000人が島外からお見えになって、ほとんどが島外だと思いますけれども、それプラス住民のかたにそれだけPRするとですね、たいへんなことになるんじゃないかなと。これが実際に話したところでございます。
 それで今回は主催者のPRだけに留めようかなと。実際に内部で協議をしました。これが十分にスペースがあるなら、皆さんにお知らせしてもよかったんですけど。
 それともう一つはまだリリースされていないということもございます。なんらかの形で、今のところあと一か月しかありませんし、大々的に市民のかたに、きょう聴いていらっしゃるかたはお分かりになったわけですが、いらっしゃいということについては、場所的に駐車場的にも非常に厳しいかなということでございまして。今回は主催者に任せたいと思っております。

▽山内議員
 わかりました。主催者側にお任せするということですね。場所がもう決まっておるということなんですが、私はまだ場所を知らないんですが。できれば教えていただければと思いますが、部長いかがでしょうか。

▽市・本田部長
 開催場所につきましては筒城浜の方で開催されると聞いております。

▽山内議員
 わかりました。島外から2000人規模、約3000人とブログの中には書いていましたが、来られるということです。本当は、もう分かっているならば業者さんとかも(?)気持ちよく受け入れの体制をとりたいと思うところではございましょうが、今回は急を要してしまったということは、やはり情報発信の薄さだと思っておりますので、そこはどうしてもホームページに上げることは大事だと思っております。
 今からでも遅くはないので、10月13日にありますということは、イベント告知の中にでも、もしよければ入れていただけたら、またそれを見て壱岐に興味を持ってくださるかたもいらっしゃるのではないかと思います。是非前向きにご検討していただきたいと思いますのでどうぞ宜しくお願いします。
 この質問の最後の、「市長が必要と認めた者」の範囲ですが、ここはもう私は市長の裁量、権利に懸かっていると思いますので、6月の議会のときにもおっしゃいました「壱岐のためになるならなんでもやる」。もうその通りだと思います。この言い回しは私も大好きな言葉でして、強いて言うならば私のほうが勝っているかなと思っておりますが、考え方はたぶん市長と同等かそれ以上をいっているかと思います。今度ゆっくりお話をしたいと思いますけども、これはやっぱり壱岐のためになるんです。なるから、私も敢えてここで質問をさせていただきました。市民のかたが知らないとどうしようもないということで。
 どういう形でもいいんですよ。本当に「ホームページに掲載していますよ」だけでもいいんです。または「こういうイベントがありますよ、壱岐の観光大使がやりますよ」という告知は随時していくべきだと思います。大なり小なり入れて、していくべきだと思いますし、これがもし500人規模だったらすぐにできるかと思うんですが、2~3000人規模になりますとやはり受け入れる側も戸惑ってしまうんですよね。実際そう一気に来られたことがないので。船便とかの機能性をどうするのかなと、すごい不思議ですけども。そのへんの協議もたぶん実行委員の中に入っていると思います。ちゃんと煮詰めた上でですね、我々も10月13日にはこういうイベントがあるということを、聞かれたら(市民に)伝えられるような方向性をとっていきたいと思っておりますので、今後もそのへんは宜しくお願いしたいと思います。

(観光大使に関しての質問と答弁箇所は以上。誤字脱字などありましたらご連絡ください)

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音声を聞けば済むのに、長々と文字にしてしまってすみませんね、、、。

言えることは、「縄文祭」の1か月前、島民への周知の遅さなどについて問題提起していた議員さんがいたこと。「市のホームページに、観光大使とイベントの情報を載せるべき」と述べたこと。

それに対して市側は、私が確認した限りでは、イベント前後でhappyの観光大使についてもイベントの周知も残念ながらホームページでは実現させませんでした。(イベントに伴う民泊実施と、その中止の連絡は載せていました)

市長も、わざとではないとは思いますが、この質問の中で「スピリチュアルブロガー」を観光大使に任命した経緯については答えていません。

今後、若い島民の皆様が不安に思ったこのスピリチュアル・イベントと観光大使はどういった扱いになるのでしょう。それは議員さんや島民からの行政への働きかけ次第だと思います。

今後の市議会にも、この取材協力者は注目するとのことです。


次のブログ記事では、happyと壱岐島の関わりの年表を作りましたので、分析してみたいと思います。

2018年10月11日木曜日

【スピリチュアルイベントを迎える壱岐島の皆様へ】


 まずは以下、取材者からの提供や電話での聞き取りなどに基づき、書かせていただきます。人数や数字は主催者のブログからの情報や市とのやりとりによる概算です。


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 10月13日土曜日に、長崎県壱岐島で「縄文祭」というスピリチュアル系のイベントが行われます。
 happyちゃんというブロガー、旺季志ずか氏という脚本家、フジテレビの元プロデューサーなる人物が関わっている催しです。CS放送の深夜番組でも取り上げられる予定。主催はハッピーホールディングス、後援に壱岐市となっています。

 来島者のためのイベント参加チケットは3万3000円~8万8000円。これに宿泊費・旅費は含まれておりません。以前「シンデレラ・プロジェクト」と称し、東京の某所でタレント(当時)の小林麻耶さん、吉本芸人らを多数招いて行われたイベントでも同程度の参加費でした。

 壱岐島の外部から、「カリスマブロガーのhappyちゃんのファン」(主催者による)がメインでおよそ2000人が訪れる見込みです。筒城浜公園に市内の商店による飲食ブースが出て、屋外特設ステージでミュージカルを観劇、「平成ええじゃないか」を全員で踊り、ファッションショー、ダンス大会などを行い、花火やキャンプファイアーが上がるイベントは18時から23時まで続きます。

 その後、島の宿泊施設に泊まるのは2000人のうち300人程度で、1700人は寝袋による公園での野宿を敢行します。主催者によると「happyちゃんと同じ空間にいたい、トークを聞いて天の川を見て、同じ行動をしたいという女性達のための企画」。市の配慮で対応する予定だったイベント民泊は、寝袋使用の希望者が多かったため中止されました。寝袋は主催者側が準備済で、チケット代に含まれていて購入することになりますが、持って帰るか置いていくかの判断は自由。配送の対応はできません。翌朝は購入者には朝食が出て、瞑想やセミナーを行うとのことです。

 参加者の99パーセントが女性ということもあって、防犯上の観点から、壱岐警察署により主催者側への「野宿は好ましくない」という指導が入っています。これは強制力があるものではありませんが、同署では事前注意をしたということを強調されました。何かが起こったときの対応と、交通整備などの準備を進めているとのことです。
 市によると、防犯管理は主催者に委ねられており、主催者側で要請した警備スタッフの配置図などが自治体に提出されています。ステージ周辺に10人、観客誘導のために12人、花火警戒のために保安区域内に6人が立つ見込みです。
 花火とキャンプファイアーについて、防火のために壱岐消防本部も対応し、消防車両と救急隊員・車両が23時まで待機します。
 また、騒音については市から、地域住民への通知と配慮を主催者にお願いしたとのことです。実際に主催者がどのように対応するかは不明です。

 これらについては自治体を動かすために必要な最低限の手続きは行われたようです。

 島に訪れるための移動手段は船がメインですが、2000人の移動手段は主催者が保障できているわけではなく、前日入りするなど参加者の判断に任されている状況です。日常的に仕事などで島と九州を往復する方にも影響が出るということですが、臨時便などは9日現在では予定されていないとのことです。参加者は島に到着後、無料のシャトルバスで公園に移動します。

 島民には、イベントへの無料招待とシャトルバスの運行を通知した折り込みチラシが配布され、商店などにイベントのタイムスケジュールが貼りだされています。
 無料で入れる場所が決まっているとのことで、腕につけるタグなどを利用してチケット購入者とは行動範囲の差別化が図られるもようです。

(地元の方からの提供画像です)
   












 
 


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 取材と情報提供から分かった「書ける範囲のこと」は以上です。

 「なんだこれ…」
 世間の皆様には、そういった感想が多数ではないでしょうか。

 壱岐島で暮らす方々には何の落ち度もありません。
 壱岐市も、後援することになった立場で、観光客がたくさん訪れるものと考えて真摯に準備に取り組んでいることは責められません。ただ、あまりにも思慮が浅いということは言わせてください。不安を覚える住民がいるのに、主催者、後援する市とも上記のような情報公開が無さすぎる。

 イベントの詳細、この集団の素性などは調査しなかったのでしょうか。たかだかブロガーのファンが女性ばかり2000人も来る、世間一般の価値観とかけ離れた高額チケット、10月半ばに寝袋での野宿希望者多数… 事前に把握できただけでも違和感を覚える部分はたくさんあったはずです。
 
 スピリチュアル信仰自体は悪いものではありません。壱岐には美しく伝統あるスポットがたくさんあることも分かります。それとは別の話で、島のそういった長所を狙い、雰囲気を作って、龍、鳳凰、宇宙、UFO、レムリアなど、空想や妄想の類(スピの世界では常套句なのでしょうけど)を駆使して人の気分を高揚させて操るような人物達を公が認めてしまったことは問題です。このことは高額チケットを迷いなく購入するような若い女性の「のめり込み」に繋がっています。
 これは個人の感想にすぎないのですが、どこの世界の値段設定なんでしょう。素人のダンスとその界隈にしか知られていないミュージカルの観覧などと野宿のために旅費別で8万8000円。夏になりゃ無料で見られる花火をわざわざ打ち上げるコストですか? シークレットでポール・マッカートニーでも来て12曲ぐらい披露するなら分かりますが。

 壱岐市は、happyを観光大使に任命しています。取材をしてくださった男性によると、任期は定めていないそうですね。どこからどんな事情で薦められたかは知りませんが、どういった活動をしていて、どんな人の注目を集めているか、評判などを確認しなかったのでしょうか。「スピリチュアルブロガー」ですよ。そもそもの発端はここです。

 イベントと直接的な関係はありませんが、この後、happyの友人で彼女に比肩するブロガー「子宮委員長はる」が壱岐に移住します。女性をターゲットに、何の根拠もない「子宮の声を聞く」などという我流でスピリチュアルな自己啓発を展開してセミナーイベントや高額な物販をして稼ぎ「婦人科専門の霊能者」を自称しています。happyよりも、かなり分かりやすい人物です。
 信仰の自由という宗教の権利がありますが、彼女らは宗教団体ですらありません。ただ、多くの女性の思想や意思をコントロールしている事実はあり、今後どう展開していくかは誰にも分かりません。とても島民と共存できるような生活をしていないし、果たして互いに受け入れられるのか。そうなったら静かに隠居していられるのでしょうか。多くのファンや妄信する者が島に入ってきて元・子宮委員長を囲み始めて…。
 そうした「踊らされやすい」女性のメッカとなって、もし一般の観光客から敬遠されることになったとしたら、そこで後悔してももう遅いのですが、そうなる前に有識者や島の有力な人々できちんと話し合い、「今後はこうしたイベントには関わらない」と表明してみてはいかがでしょうか。
 早めの対応をお勧めします。故郷が、何だか理解できないものの聖地になってしまう未来がお望みなら楽観視していればいいですが。

 主催者が何者であれ、金儲けを考えたり、何かのために人を集めようとすることは当然です。そして、集客のために雰囲気作りをしやすいロケーションを選ぶのも当たり前です。それを批判しても仕方がありません。世の中、きれいごとばかりではありませんから。
 ただ、仮にも「おかしなもの」に対して注意喚起しなければいけない公共の組織が、あろうことか援助する形になって地元民に触れる機会を与えてしまった。さらに、その様子がアダルト特集をするような深夜番組で放映されて世間の目に晒され、実態がよく分からない集団に延々とイベントを実行した実績を語られてしまう。この事実は重いです。どうか言い訳や無視をせずに受け止め、次の対応を考えてください。

 イベント自体は、楽しいと感じる人もいるでしょう。島民同士の交流の場にもなるかもしれない。ただ、どんな集団かの事情を知ってしまっている人間は全く笑えません。

 ええじゃないか、ええじゃないか、ブスでもデブでもええじゃないか
 ええじゃないか、ええじゃないか、チビでもバカでもええじゃないか

 芸能人でも何でもないよく知らない人たちがステージに立って、こんな歌を流してみんなで踊るんですよ。何が面白いのか全く理解できません。大丈夫なの本当に?

 島の方々へ。既に私のところには違和感を覚えた地元の方々による取材協力や情報提供があります。同じような思いで少しでもこのイベントを見て不安がわいたのであれば、首長らを追及して答えてもらってください。
 私も愛読しているマダムユキさんのブログでも提言されています。ぜひご覧ください。

 → 【長崎県壱岐島の悲劇】


 私の母のルーツは同じ九州のとある小さな島にあります。壱岐よりも小さく、高齢化と過疎化が進んで人口も少ない島です。もしそこが今回のような状況に陥ったとしたら…。
 大切に思っている場所だからこそ、「何がおかしいことなの。楽しんで何が悪いの」などと言われたところで安易に許容できない感情は必ずあるし、島の将来を不安に思い、毅然と対応できなかった自治体への怒りしか沸かないと思います。

 島民でもない私がおこがましいことばかり述べましたが、高額で荒唐無稽なエセスピリチュアル信奉者によって人生に傷を負った一人として記しておきます。